革のある暮らし|財布・小物・バッグの革工房|千葉市・四街道市

革でつくる、革とくらす

スマートウォレット【理 kotowari™】(特許出願中)

キャッシュレス時代にふさわしい財布とは? 「ほとんどのことがスマホでできる」「薄くてコンパクトは当たり前」という前提のもと、わたしたちは「増えすぎた機能性より、シンプルな使いやすさ」「必要最低限の構成要素」「無駄のない美しさ」を追求した財布の開発をめざしました。
そしてビジネスシーンにおいて、スマートに使える“薄さ7mm”の革財布【kotowari™(ことわり)】が誕生しました。

3つの開発キーワード(特許出願ポイント)

  • たった1本で3つの役割『コーナーストラップ
  • とことんこだわった札入れの円弧角 『 91° 』
  • コーナーストラップと2つの円弧が生み出した『スライドロック構造

ビジネスシーンをよりスマートに

【kotowari™】は薄くてコンパクトな折財布のため、スーツのポケットから取り出しやすく、カバンに入れても全くかさばらないので、様々なビジネスシーンでスマートに使いこなすことができます。
カードケースにSuicaなどを入れておけば、改札や支払いにサッとかざすだけでOK! スリムでコンパクトな外観に、考え抜かれた無駄のないデザインが、貴方のビジネスシーンをこれまで以上にスマートなものへと変えてくれることでしょう。

追求した5つの新機能

1)たった1本で3つの役割を果たす『コーナーストラップ

たった1本の帯を90°曲げることで、財布の3つの機能を担うストラップになりました。
<出願中の特許のポイントであり、意匠登録も出願しています。>

2)とことんこだわった札入れの円弧角『91°

札入れとなる円弧の中心角を(90+1)°とすることで、財布本体に縫い付けた際に「適度なたわみ」が生まれ、紙幣をスッと差し込むことが可能になりました。
このこだわりも、もちろん特許と意匠の出願ポイントとなっています。

91°で生まれるたわみの説明図

92°ではたわみが大きく、札入れとして成り立たないことが判明。試作を重ね、91°を最適な角度に採用しました。

札入れの両角を空けることで、紙幣の厚みを逃がすことができ、枚数が増えてもきつく感じません。

3)コーナーストラップと2つの円弧が生み出した『スライドロック構造

折り畳んだ時にパズルのように収まる2つの円弧の段差と、それを上からホールドするコーナーストラップの適度な締めつけにより、折り重なる財布本体がロックされ、ズレが生じません。
<この構造は、財布全体のデザインが関わって成り立つ仕組みであり、特許の要となります。 >

スライドロック構造の説明図

4)45°が実現した、必要最低限の収納かつ最大に開く『ファスナーポケット』

ポケットの開口部を45°の傾斜角に配することで、ファスナーを最大に開くことができ、コインなどが取り出しやすい構造となっています。
また、ポケットは右下のみの必要最低限の収納量ですが、左上は平らな状態を保てるので、ストラップに入れ込むフラップとして最適で無駄のないデザインとなっています。

5)ゆとりのある設計で、収納口が広く開く『カードケース』

カードケース開口部は、通常のカードの高さより5mm広い設計にしました。
革の柔軟性を利用し、財布上下を軽く押すことで収納口が広く開きカードが取り出しやすくなっています。

カードケースの説明図

ここで紹介している【kotowari™】は左手持ち(主に右利き)用に最適化されています
また、日本の紙幣サイズにも最適化されています。最適化することで、機能に無駄がなくなるからです。

デザインを左右対称にすることで右手持ち(主に左利き)にも対応可能となります。

従来のコンパクト財布との3つの違い

従来の代表的なコンパクト財布の主な問題点と『kotowari™』の違いをまとめました。

従来のコンパクト財布の問題点
①コインが落ちやすい
コインケースが浅く、フタも小さいため、コインがザッと落ちてしまうことがある
②カードが落ちやすい
カードを最大数入れた際に生じる摩擦で落ちない構造のため、枚数が少ないとカードが落ちてしまうことがある
③立体構造が原因で型崩れしやすい
カードケースとコインケースを分けた立体構造が多く、カードやコインがあまり入っていない場合、財布のカタチが安定しないので型崩れしてしまう
【kotowari™】では?
①コインなどが落ちない
財布外側に付いたファスナーポケットは、使いやすくコインなどが落ちにくい
②カードが落ちない
コーナーストラップによりカード収納部がカバーされているのでカードは落ちない
③平面構造なので、型崩れし難い
必要最低限にこだわり、独自のコンセプトでデザインしたので、財布の中身(特にコイン)を入れすぎない限り型崩れし難い

【kotowari™】を使う方には必要最低限にこだわって欲しい
必要最低限にこだわることで、【kotowari™】は他のコンパクト財布に類を見ない美しく使いやすい財布となります。

<私たちからの提案>

  • お札は10枚くらいまで
  • コインなどはできるだけ少なく
  • カードは3枚くらいまで

あくまで目安ですので、ご自分の【kotowari™】の適量を見極めて、末永くご愛用いただければ幸いです。

私たちはこの財布を【理(ことわり)kotowari™】と名付けました。
デザインを進めてゆく中で、財布の機能のほぼ全てが幾何学の『理』にかなっていることに気づいたからです。
『モノのカタチ』の本質に迫る幾何学に【kotowari™】のデザインのポイントが隠されていました。

革を扱う者として

私たちは、革職人として、牛ヌメ革※1への強い思い入れがあります。ヌメ革はコバ(革断面)を美しくなめらかに磨くことができ、使うほどに風合いを増していきます。
薄い革財布は革を薄くすれば簡単に実現します。しかしそれでは革の耐久性を落とし、さらにコバを美しく磨くことができません。
【kotowari™】には、日本が世界に誇るタンナー※2「栃木レザー社」の牛ヌメ革を選びました。その革を1.3mmに漉(す)いています。
革の耐久性を確保し、かつコバを美しく磨けるほぼ限界の薄さの革。
【kotowari™】は革が最大で5枚だけ重なるので、財布上下の端部は設計上1.3mm×5枚=6.5mm程度です。
革をもう少し薄く漉けば更に薄い財布になりましたが、革職人として譲れないこだわりを革の厚さ1.3mmに託しました。
【kotowari™】を持つ方に、このシンプルな革財布を末永くご愛用いただけますことを切に願います。

※1 植物タンニンでなめした革の通称。使い込むほどに味わいを増すエイジング(経年変化)が特徴。
※2 動物の「皮」を生活で使える「革」にするための「なめし」を行う事業者の通称。栃木レザー社は世界でも有数の植物タンニンなめしの革を生産する国内最高峰のタンナー。

最後に

私たちが出したキャッシュレス時代の財布の答え、それが【kotowari™】です。
キャッスレス化はまだ黎明期ですが、これから必ず加速していきます。
近い将来【kotowari™】のような必要最低限の機能を持つ財布が主役となる日が必ず訪れます。
シンプルな使いやすさを追求した【kotowari™】がキャッシュレス時代のメイン財布になることを心から願っています。

仕様

  • 素材:栃木レザー社のオイル系牛ヌメ革
  • ファスナー:YKK社「EXELLA(エクセラ)」(財布専用スライダー付き)
  • ホック:PRYM ITALY社のバネホック(メタルハウス社(東京)でオリジナルデザインに加工)
  • 厚み:約7mm(カードケース開口部・コーナーストラップ部・ファスナー部を除く)
  • サイズ:約 縦95mm、横105mm
  • 重さ:約60g
  • 全4色:ブラック×イエロー、ブルー×イエロー、グリーン×イエロー、ブラック×ブラック

ご注意

  • 設計コンセプトが『必要最低限』であるため、あまり多くの紙幣・コイン・カードを入れると、財布の型崩れが予想されます。特に、コインを多く入れた際にパンツ後部ポケットに入れると革表面にコイン跡が残ることがございます。
  • コーナーストラップは0.6mm以下に漉いた2枚の革の間に伸び止め用に2重にテープを張っていますが、極端な力をかけると伸びや破断の原因となります。コーナーストラップに極端な力を入れて引っ張ることは決して行わないでください。財布の性能を著しく損ないます。
  • 使用している牛ヌメ革の特性上、財布表面に傷が付きやすいですが、オイルを多く含んでいる革のため、財布を使用していると傷は自然に馴染みます。傷跡さえも愛着として感じていただけるヌメ革のエイジングをお楽しみいただけますと幸いです。
  • 自然の風合いを楽しめる染料仕上げのヌメ革のため、表面にキズ・色ムラ・シミ・シワがある場合がございます。また、色落ちも多少あるため、薄い色の洋服と合わせる際にはご注意ください。
  • オイルを多く含むヌメ革のため、基本的にはメンテナンスの必要はございませんが、濡れた際にはシミや色落ちの原因となりますので、ご注意ください。
  • 【kotowari™】は左手持ち(主に右利き)用に特化したデザインになっています。デザインを左右対称にすることで右手持ち(主に左利き)用となるため、リクエストが多くあればを制作を検討いたします。
  • 閲覧環境により、実際の商品の色合いと多少異なってみえる場合があります。
  • コロナウィルスの影響で海外の革が手に入りにくくなっております。当店では、栃木レザー社の正規代理店であるハシモト産業社より革の提供を受けておりますので、納期の遅れなどの影響はほぼない、と思われます。ただし、今後、国内での予期しないウィルスの流行があった場合は「全く影響はない」と言いかねますので、どうぞご了承ください。

特許および意匠

【kotowari™】は、国内で1件の特許と3件の意匠登録を出願しています。

  • 特許:1件出願中(特願2020-57082)
  • 意匠:3件出願中(意願2020-5019,意願2020-5020,意願2020-5021)

【革のある暮らし】

夫婦二人で営んでいる小さな革工房です。『心を動かすモノづくり』をコンセプトに日々新しい作品を生み出しています。

澤田 治美(代表 兼 デザイナー)
千葉大学工学部工業意匠科卒業(学士)
レザーソムリエ
【kotowari™】の制作ではデジタル図面化とロゴマークデザインを担当

澤田 直樹(革職人 兼 デザイナー)
東京工業大学大学院理工学研究科原子核工学専攻修了(修士)
レザーソムリエ
【kotowari™】の制作では発案・考案・デザインを担当(発明者および意匠創作者)

発者(澤田直樹)紹介

会社員の頃、長い期間、精神的に強いストレスにさらされていたため、ひどい躁鬱状態になりました。
いまでもその後遺症は残り、常に疲労感と眠気があり、精神障害者認定を受けています。
障害の影響で長い時間の作業はできませんが、もともと短期集中型の性格のため、短時間ずつ集中して作業を進めることは可能です。
レザークラフトは30代前半の頃から趣味で始め、知人に「障害者支援施設でレザークラフトを教えてほしい」と誘われ、しばらく従事したため、その頃から本格的に作品づくりを妻とともに始めました。
ほぼ独学で学んできましたが、多くのベテラン革職人の方々にお会いする機会をいただき、様々なアドバイスをいただけたため、独学ながらも自分の作品には自信をもっています。
【kotowari™】は従来の財布の概念をもたずに、『0(ゼロ)』から設計することで、独創的なアイデアで構成されたモノとなりました。それが特許や意匠の申請につながった一番の要因です。
「答えのないモノに答えを出す」という過程は、非常に大変でくじけそうにもなりましたが、あきらめず一歩ずつ前進したことで、新しい発見をしながら【kotowari™】という一つの答えが出せました。結果として、とても充実した時間だったように思います。
私の理系の知識と革職人としてのこだわりの結晶である【kotowari™】が、これからのキャッシュレス時代の財布の一つのカタチとして花開くことを信じています。

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