革のある暮らし|財布・小物・バッグの革工房|千葉市・四街道市

革でつくる、革とくらす

使いやすさアップ!特許構造のミニ財布【理 kotowari® 新mini】たつのレザーVer.

※こちらの作品は、ただいま在庫がございますので、2〜3日以内に発送可能です。

「使いやすさ」を追求したとき、そこにあったのは、自然科学の『理』にかなったカタチでした。そして生まれた第1作【理 kotowari® slim】は初のクラウドファンディングで350万円を超えるご支援をいただきました。それに次ぐ第2作【理 kotowari® mini-01】はMakuakeで総支援額718万円を達成。447名もの方々にご支援いただきました。

前作【理 kotowari® mini-01】で極限まで「薄く小さく」を実現するために工夫した「コーナーストラップ™式開閉」と「重力式カードコイン分離システム【G-move™】」などの新機能はそのままに、さらなる「使いやすさ」を追求したカタチに行き着いたのが【理 kotowari® 新mini】です。

前作より縦横2mmずつサイズアップしましたが、その恩恵として「使いやすさ」が改善。カードケースや札入れも、幾何学計算(黄金比など)を元に設計変更し、使いやすさが飛躍的に向上しました。

V字の切れ込みでカードも紙幣も取り出しやすい

札入れとカードケース両方に切込みを入れたことで、カードも紙幣もさらに取り出しやすくなりました。また、上辺に捻(線)を入れたので、中面の表情がグッと引き締まりました。切り込みの角度は自然に美しく見える『黄金比』の対角線になっています。
カードケース部のパッチは、特許出願のポイントとなる「スライドロック」の引っ掛かりとなるだけでなく、切込み形状でやや強度が不足した部分を補強する役割も担っています。

<たつのレザー>

兵庫県南西部に位置する「たつの市」は、鎌倉時代から皮革素材づくりが行われ、伝統産業として培われています。

あまり知られてはいませんが、日本一の生産量である『たつのレザー』はイタリアンレザーに匹敵するハイクオリティレザーで、有名ブランド、有名ショップの革物は実はたつのレザーでつくられており、品質においても世界トップクラスであるとの評価を受けています。

また、新しい革づくりにも意欲的に挑戦しており、革の生産地の中でも特に活気のある地域となっています。

<プログレ(アイズ・レザー社)>

「天然の良さ=革らしさ」を追求し、「日本産」の革にこだわる東京都墨田区のアイズ・レザー社が自信をもってオススメする牛革・植物タンニンなめしの「プログレ」。

たつの市のタンナーとイタリアのタンナーの技術協力によって生まれた自信作で、『吟スリ』と呼ばれる“表面を軽く擦る加工”による”スルっと”した優しい手触りが魅力の革です。

鞣しの際に植物タンニン(渋)を贅沢に使用しているため、繊維がつまっていてハリとコシがあり、さらに『オイルワックス』をじっくりと染み込ませ、丁寧に仕上げています。

『吟スリ』のマットな風合いと『オイルワックス』のアンティークな風合い、それぞれの相乗効果によってヴィーンテージ感を醸し出しています。

お使いいただくうちに摩擦で磨かれ、深く美しい艶にエイジングしていく様子を楽しんでいただければ幸いです。

【理 kotowari® 新mini】は、実用時におおよそ『薄さ15mm・縦92mm × 横90mm』と驚きのコンパクトさ。

ミニ財布では、カードとコインが重ならない構造にすることで薄さを追求するため、財布片側にカードケースとコインケースがぴったり収まるような設計とすることが多いです。そのためコインケースの深さが浅く、コインが落ちやすく思えるデザインが目立ちます。

そうした中で、【理 kotowari® 新mini】は「使いやすさ」を重視し、【理 kotowari® mini-01】よりも2mmずつサイズアップしていますが、コインケースのスペースを大きく確保しながらも、使い方でコンパクトかつ薄く収まるデザインは踏襲しています。そして、全体のサイズ感も手の平にすっぽりと収まるような小ささもそのままとなっています。

【理 kotowari® 新mini】は「薄い・小さい・使いやすい」を徹底的に追求した革のミニ財布です。その最大容量だってミニ財布では十分すぎるほどです(※1)。
牛ヌメ革(※2)を使用したミニ財布は数多くありますが、その特性を巧みに利用して「薄い・小さい・使いやすい」を本当に実現したミニ財布は【理 kotowari®】以外ほとんどない、と自負しています。
まるで「革の技術の結晶」のようなミニ財布ですが、その見た目にだって妥協していません。
無駄を一切省いたシンプルなデザインは厚い牛ヌメ革を使用することで重厚な風合いを十分に楽しんでいただけます。

(※1)おおよその最大容量:紙幣15枚・コイン15枚・カード6枚
(※2)植物タンニンでなめした革の通称。使い込むほどに味わいを増すエイジング(経年変化)が特徴。

特許の最大のポイントである『コーナーストラップ®』

たった一本の直線ストラップを財布の右隅に絶妙に配置して、そこに財布のフラップを通せば、

  • カードが飛び出ない(カードケースのフタになる)
  • 財布がパカパカ開かない(財布のフラップを押さえる)

役割を担います。

『コーナーストラップ®』を補う『スライドロック構造』

「革の段差」と「コーナーストラップ®の締め付け」を利用した『スライドロック構造』が財布のフラップがずれることを防いでくれます。
そして、スライドロックは財布を開く際に財布フラップを少し傾くよう引き抜けば簡単に解除できます。

『コーナーストラップ®』と『スライドロック構造』で、全く新しいミニ財布の使いやすさを実現できました。

『コーナーストラップ®』と『スライドロック構造』は特許のポイントとなっています。

通常の薄いミニ財布では上図のような構造が主流です。しかし、この構造だとコインケースが浅いため、コインがこぼれやすいのです。
そこで、私たちはコインケースとカードケースを財布左右に分離しても厚くならない方法を開発しました!
それが、「重力式カード・コイン分離システム『G-move™』」です。

『G-move™』では、財布に方向性をつけることで、重力を利用してコインを下方向に移動させて、カードとコインが重なることを防ぎます。
言い変えると、
「ホックが上になるように持ち歩く」
だけ。
たったこれだけで、『G-move™』のために施された特殊な構造により、コインケースを大きく取れて使いやすく、財布の薄さも実現できたのです。

例えば、ミニ財布のコインケースの設計指標である999円(500円1枚、100円4枚、50円1枚、10円4枚、5円1枚、1円4枚、合計15枚)は余裕で入ります。

ミニ財布にはあまり無い使いやすい通常タイプの札入れ」です。ミニ財布の構造上、これを実現するためには厚みが出てしまい、あまり採用されていません。
【理 kotowari® mini】はカードケースとコインケースを左右に分けたことで、簡単に通常タイプの札入れを実現できました。

コインケースは上図のように『新発想の構造(※)』でカードとコインの重なりを無理なく解消し、財布の薄さを実現しました。

※ 財布の下方向に『空き』を作り、そこに一枚革を折りたたみ、その端部から10mm離れた位置から縫い始めることで、コインを入れた際に自然にコインケース下部がふくらみ、『空き』を埋める。さらに、財布の折り目でコインケース端部が押されることで、よりふくらみが大きくなり、収納力がアップする構造

カードケースは立体構造になっており、カードを5〜6枚収納可能です。
カードはまとめて収納するため、カードの厚みをなるべく逃がし、カードが入りやすいようにケース下部の両角を切り欠けにしました。

カードケースを財布外形のギリギリまでもってくるため、またカードを収納するスペースにゆとりを出すために、カードケース片側(本体革と合わせて縫う側)は巻き込み構造にしました。
縫い代がない分、財布全体のサイズを縮小でき、かつカードケースの自然なふくらみによりカードの収納がより楽になります。

ファスナーはYKK社の「EXELLA(エクセラ)」を採用。ファスナー部分の品質の良さはもちろんのこと、財布用につくられた薄くて平たいスライダー(持ち手)を使うことで、財布の厚みを最小限にし、つまみやすくなりました。

私たちは革職人として、牛ヌメ革への強い思い入れがあります。ヌメ革はコバ(革断面)を美しくなめらかに磨くことができ、使うほどに風合いを増していきます。
薄い革財布は革を薄くすれば簡単に実現します。しかしそれでは革の耐久性を落とし、さらにコバを美しく磨くことができません。
外革は厚さ1.8mmを、内革は1.0mmを使用しています。
これは通常の折財布と同等の革の厚みです。
通常と同じ革厚で薄いミニ財布を作ることにこだわったのです。
【理 kotowari® 新mini】を持つ方に、このシンプルな革財布を末永くご愛用いただけますことを切に願います。

【理 kotowari® 新mini】に使用しているイタリアンレザーは、「植物タンニンなめし」の革。革本来の特徴が現れやすく、だからこそ味のある質感となります。
合皮やナイロンなど人の手でつくられた均一的な質感の素材と違い、命ある動物の革には、その動物が生きてきたことを物語る傷やシワ、毛穴や虫さされなど、さまざまな個体差が見られます。
革のある暮らしでは、そうした革のもつ質感を大切にした製品づくりを心がけています。1点1点異なる革の表情や色合い等、革の個性をお楽しみください。

キズ・虫さされ

動物同士の喧嘩や引っかいたような傷あと、怪我や虫さされなどは、革表面に色が濃く現れます。天然素材ならではの特徴のひとつです。

血スジ

葉脈や稲妻のようなスジ模様は、皮膚の下にあった血管の痕が革表面に現れたもので、「血スジ」と呼びます。
部位により現れ方はまばらで、自然な風合いを演出してくれます。

トラ・シワ

首から肩にかけた部位でよく見られる縞模様を「トラ」と呼びます。「トラ」は他より丈夫な部位なので、革好きには好まれます。
また、脇の下や腹などの屈曲部には「シワ」が多く見られます。

仕様

素材:牛革(プログレ:アイズ・レザー社・オイル系牛ヌメ革)
ファスナー:YKK社「EXELLA(エクセラ)」(財布専用スライダー)

厚み:約15mm(コーナーストラップ部を除く)
:約92mm
:約90mm
※推奨容量である紙幣10枚・コイン8枚・カード5枚入れた状態でのサイズ

重さ:約58g(中身は空の状態)

最大容量
紙幣:約15枚
カード:約6枚(カードの厚みの差による)
コイン:約15枚(コインの種類による)

特許

【理 kotowari® 新mini】は、国内で1件の特許権を取得しています。

  • 特許番号 第6868918号

ご注意

  • ミニ財布ですので、あまり多くの紙幣・コイン・カードを入れると、財布の型崩れの原因となります。内容量が推奨値(※)を超えないようご使用いただくと長くキレイにお使いいただけます。(※推奨値:おおよそ紙幣10枚・カード5枚・コイン8枚)
  • コーナーストラップは約0.5mmに漉いた2枚の革の間に伸び止め用のテープを張っていますが、極端な力をかけると伸びや破断の原因となります。コーナーストラップに極端な力を入れて引っ張ることは決して行わないでください。財布の性能を著しく損ないます。
  • 使用している牛ヌメ革の特性上、財布表面に傷が付きやすいですが、オイルを多く含んでいる革のため、財布を使用していると傷は自然に馴染みます。傷跡さえも愛着として感じていただけるヌメ革のエイジングをお楽しみいただけますと幸いです。
  • 自然の風合いを楽しめる染料仕上げのヌメ革のため、表面にキズ・色ムラ・シミ・シワがある場合がございます。また、色落ちも多少あるため、薄い色の洋服と合わせる際にはご注意ください。
  • オイルを多く含むヌメ革のため、基本的にはメンテナンスの必要はございませんが、濡れた際にはシミや色落ちの原因となりますのでご注意ください。
  • 閲覧環境により、実際の商品の色合いと多少異なってみえる場合があります。

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返金保証について

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オリジナルノベルティ制作を承ります

「お客様にオリジナルノベルティをプレゼントしたいけど、どうしたらよいだろう?」とお困りの経営者の方は多いのではないでしょうか。
革のある暮らしでは、小ロットからのオリジナル革製ノベルティの制作を承っております。
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