
初のニュースレターで何をみなさんにお伝えしようかな?と考えて、昨年末に出会い、革のある暮らし®の新作に採用した『ロロマレザー』の魅力について、お話できればと思います!
まずは『ロロマ』という革の名称。インディアン・ジュエリーを代表するカリスマ「チャールズ・ロロマ」に由来するそうです。
人権も壁も国境も飛び越えて、世界に通用するデザインを生み出した20世紀アメリカを代表する芸術家「チャールズ・ロロマ」の作品からインスプレーションを受けて東京・浅草の革問屋がつくるオリジナルの革は、“宝石のように美しい革をつくる”という意味が込められています。

先日の仕入れの際、担当の方に「革の鞣し」について詳しくお話を伺ってみました。
動物の皮を製品として使える革の状態にする作業を行っているのがタンナーと呼ばれる製革業者で、『ロロマレザー』は兵庫県姫路市を拠点にあるタンナーさんでつくられています。
国産牛の原皮を植物の渋(タンニン)でまずは1回鞣し、状態を確認して質の良い革を厳選。選びぬかれた革だけを、さらにもう1回鞣す手間を掛けているのだとか。通常のタンニン鞣しにかかる期間の1.5倍の時間を掛けて鞣した後、天然ワックス(蜜蝋)をたっぷりと革繊維内に染み込ませ仕上げています。
この2回鞣す方法は、イタリアンレザーの鞣し方である「バケッタ製法」に似ているとのことで、鞣しに時間はかかるものの、非常に質の良い柔軟性のある革をつくることができるそうです。
『ロロマレザー』の特徴と魅力

◆使うほど美しく
使い始めの『ロロマレザー』は、ワックスでくぐもった感じのマットな印象です。
天然の染料で染められた自然な風合いが魅力の革になります。
そんな『ロロマレザー』で仕立てられたアイテムは、使うほどに革表面の光沢感が出てきます。
手で触れることで革表面のワックスが磨き上げられ、まさに宝石のような艶が自然と生まれてくるのです。
革の色によっては、はじめと大きく印象が変化することも。
使うほどに美しさを増す『ロロマレザー』は、「長く愛せるモノ」として育てていただける革です。

◆特別なお手入れは不要
一般的な革の場合、水の付着や汚れの付着に対するケアが重要です。
もちろん『ロロマレザー』も、水が付いたときなどは早めにふき取ることが必要ですが、基本的に日々の特別なお手入れは不要です。
オイルをたっぷり含んでいるため、多少の水分は弾きますし、キズも使うほどに馴染みます。
艶を出したい場合は、やわらかな布で表面を拭くことで好みの艶感を出すことができます。
オイルレザーと呼ばれる『ロロマレザー』ならではの特徴です。

Item01:シンプル4連キーケースkc301
★4連キーケースは、2月1日より1ヶ月間、お試し価格にて販売いたします!(通常4,800円 → 4,300円!)
この機会にぜひ、お求めください★
→シンプル4連キーケースkc301のご購入はこちらから
Item02:2つで1つのキーホルダーkh301
2つのキーリングで鍵を仕分けて、簡単に取り外せる!
1つは固定、もう1つは着脱可能な2つのキーリングがついています。
固定されているキーリングにお家のカギを、着脱可能なキーリングに車の鍵をつければ、《必要な時だけ簡単に車のカギを外す》ことができるんです!
※キーリングの下に付いているポッチを下にスライドさせれば、キーリングが簡単に取り外せます。

今回ご紹介したキーケースやキーホルダーは、本革アイテムをはじめてお使いいただくのにちょうどよいお品物です。価格的にも使いやすさとしても、贈る側も選びやすく、贈られた方にもお喜びいただける一品ではないかと思います。
使い始め、蝋が浮き出て白くマットな印象の『ロロマレザー』ですが、使うほどに深みのある色合いになっていき、美しい艶が出てきます。こうした革の表情の変化を大切な方とおふたりで楽しんでいただくのもよいのでは?
「革のある暮らし®」が編集するはじめてのニュースレターを、最後までお読みいただきありがとうございました。
今後、定期的(月1回を目標)に革や作品にまつわる情報を発信できればと思っています!
編集後記
今年から、お昼に手づくりおにぎりを食べた後、夫婦で工房の近所を散歩(ウォーキング)しています。毎日とはいきませんが、晴れている日は気持ちよく、普段気がつかない風景に出会えたりと楽しんでいます。いつも気になっているけど通っていない道があって、時間を見つけてチャレンジしたいなぁと。
まだまだ空気の冷たい日が多いですが、梅も開花して、ちょっとずつ春の香りがしてきました♪あたたかくなってきたら、お弁当を持って散歩しようっと。
COMMENT ON FACEBOOK